
昨日、うちから南西へ1時間ほどのところにある、
Brisbane Botanic Gardens Mt Coot-thaに行ってきた。
チェスターはブリスベンに住んでいたこともあるので、この辺りの見所はよく知っているが、ぼくとヘレンは初めてだ。
ブリスベンのシティから西側は急に山道になり、Mt Coot-tha(マウント・クータ)という山に、広い森が広がっている。その山の斜面に、植物園が作られていて、プラネタリウムやライブラリもある。入場料は無料。
まずは入り口近くのカフェでランチ。

このカフェは園内を見下ろせるので、見晴らしがいい。

ランチを食べ、地図を見ながら、車椅子でも行きやすそうなところをピックアップ。
園内は広いので、歩いて見て全部を回るのはまず無理だ。

ランチの後、カフェの近くにある熱帯植物のドームを目指して歩く。

道の途中には、食虫植物や

サボテンの大群。

面白いサボテンがたくさんあって見飽きない。


熱帯植物を集めたドーム。

中へ入ると、アフリカから来た撮影隊がファッションの写真撮影をしていた。
男性モデルはコンゴから、女性のスタッフはジンバブエから来たそうだ。
気のいいモデルの男がヘレンの車椅子をスロープの上まで押して行ってくれた。

ドームの真ん中には池があり、睡蓮が咲いていた。

水辺にはカエルではなくて、ウォーター・ドラゴンが寝そべっていた。

ドームの向かい側には、Farnhouseがあり、シダ類が見られる。

熱帯雨林の中を歩いているような大きなシダ。

次は、日本庭園へ。
1988年に万博がブリスベンで開催された。ブリスベン・リヴァーの辺りに各国のパヴィリオンが建ち並び、World Expo 88は大成功を収めた。
万博が終わった後、日本館にあった庭園を、この植物園に移動したそうだ。

庭園の名前は「遊翠園」。

店内は良く手入れされて、気持ちがいい。桜やサツキの花が咲く頃にまた来たいものだ。

茶室があるといいのだが。

池に鯉がいないのは残念。代わりにウォーター・ドラゴンがここでものさばっている。
昔、チェスターが来たときはランチを狙って、大きなドラゴンたちがぞろぞろ寄ってきたそうだ。静謐な日本庭園にトカゲがうようよいるのは可笑しい。

日本庭園の後は、樹や花をみながら出口へ向かう。

花の蜜を求めてロリキートがたくさん群がってた。

これは火山岩を利用したオブジェ。

大きなカボチャが飾られていたインフォメーションセンターでひと休み。

壁に貼ってあったMt Coot-thaの地図。山の周りを回ってから帰ることにした。

まずは山の頂上へ。ここは人気のスポットらしく、観光客で賑わっていた。

ブリスベンの街が一望できる。
ぼくが生まれた神戸とブリスベンは姉妹都市だ。六甲山から見下ろす神戸の街並みが似ている。六甲山牧場にはオーストラリアの羊もたくさんいるし。

帰りは山の中をのんびり走り、所々で停まりながら景色を楽しんで、うちに戻ってきた。