Port Macquarie(ポート・マックォーリー)はシドニーから北へ車で6時間、Hastings riverが海に注ぐ複雑に入り組んだ海岸線ときれいなビーチがある街だ。
Port Macquarieに来たのは5年ぶりで、6年前にシドニーから移り住んだ友人を訪ねてきた。
シドニーのようなビジネス街はなく、クイーンズランドのリゾート地のようなのんびりした雰囲気が漂っている。
下はぼくらが泊まった「
Marina Holiday Park」というキャラヴァンパーク。Hastings riverのすぐ近くにある。

キャビンは清潔。ベッドがクイーンサイズなのがありがたい。ダブルベッドだとぼくらには狭いのだ。

ソルトウォーターのプールがあり、ここで泳ぎながら、フルーツを食べたり本を読んだりするのが気持ちいい。

パークの前にあるHastings river。満潮時なので水が溢れんばかり。
向こう岸の方にはカキを養殖しているオイスター・ファームがある。

向こう岸とはフェリーが運行していて、車ごと渡れる。

友人のローリー&バーバラはノースシドニーに住んでいたが、そこを売ってこの家を買った。水路に面した最高のロケーションにある。

吹き抜けなので天井が高く、明るいキッチン&ダイニングルーム。

サンルームから裏庭へ。芝生の庭が水路へ続いている。ローリーはここからカヤックで海に出るとのこと。

ローリー&バーバラが街を案内してくれた。
メインストリートからすぐ水際に遊歩道がある。釣り人が魚をさばいていると、ペリカンの大群がオコボレを待って集まってくる。

遊歩道がボード・ウォーキングに変わる辺りは、フイッシング・ボートやイルカやクジラ・ウォッチング・ツアーの船がたくさん停泊している

この辺りの遊歩道は「Breakwall」と言って、岩にここへ遊びに来た人たちが記念にペイントしている。

すぐ沖のほうでイルカが泳いでいて、時々ジャンプしていた。

遊歩道からメインストリートへ戻る。歩道も車道もとても広い。

この辺りは5年前に比べるとずいぶんきれいになっていた。
2年間にGlasshouseという建物ができ、インフォメーション・センター、ギャラリー、ミュージック・ホールが入っている。
このホールはシドニーのオペラハウスと姉妹施設だそうで、同じような出し物が観られる。ホールの音響はとても良いそうだ。

街から10分も走れば森の中だ。
カンガルーやポッサムなどが野生動物が車に轢かれないよう、森と道路の間にはネットが張られている。ここまで手当している街は少ない。

森の中にはワイナリーがいくつかあり、その一つにローリー&バーバラが連れて行ったくれた。レストランとカフェが併設されている。

カフェに、ここでやった結婚式の写真集が置いてあった。日本人女性とオーストラリア男性のカップルの写真もあり、男性はちゃんと着物を着こなしていてちょっとびっくり。

Port Macquarieには他にも、美しいレイン・フォレストが見られる「Sea Acres Rainforest Centre」や傷ついたコアラの面倒を診る「Koala Hospital」など面白い所がたくさんある。
この街は新規開発が盛んなニュータウンで、ビーチ沿いにはホリデイ・アパートメントやリタイアメント・ヴィレッジが建ち並び、いずれはゴールドコーストみたいになってしまうのかなあと心配していたが、ローリー&バーバラによると、まだまだ人間関係の良いコミュニティが生きているとのこと。
二人ともここへ移り住んでよかったと喜んでいた。