
「X-mas Sushi」というタイトルで、5分から30分のショート・プレイとパフォーマンスが9つ、Newtown Theatreで9日〜13日までの5日間上演されている。ヘレンの次女のアナが出演しているので、10日の夜に観に行ってきた。
2つある5分の演し物は、一人語りと手品で、あとの7つが演劇だった。アナが出た劇は「Rupert and the Seven Russian Email Brides」というコメディで、なかなか面白かった。ルパートという男は、ネットで見つけた7人のロシア娘とのオンライン・ロマンスに夢中。現実の女性とデートしても、頭の中はロシア娘のことで一杯なので全然うまくいかない。それでも彼は妄想の中で十分幸せなのだ。
アナはロシア娘の一人を演じていた。カールした髪に満面の笑顔と花柄のミニドレスで、舞台の上のアナはとっても可愛い。普段の彼女とはエライ違いだ(^_^;)。セリフはロシア語訛りの英語でしゃべらなければならないので苦労したそうだ。出演者の中に一人だけ本当のロシア人の女の子がいて、いろいろ教えてくれたとのこと。
他に面白かったのは、シェイクスピアの時代からやってきたと言い張る殺人容疑者の「An Unusual Suspect」と、よぼよぼの婆さんばかりを兵士として訓練しようとする「The Drill Instructor」だ。
それから「Dial L for Love」という劇の中で、テレクラの経営者が『東京じゃ自動販売機で女子高生のパンツが買えるんだぞ。おまえたちもやって稼げ!』と、女の子たちにはっぱをかけるシーンがあって、妙に日本の裏情報に詳しいヒトもいるものだと感心した(^_^;)。これで「東京で働く人は皆カプセルホテルに泊まっている」に続く伝説が広まるのかなあ。