
「The U.S. vs. John Lennon」USA 2006
Directers:David Leaf & John Scheinfeld
雨の中、パディントンへ行って「The U.S. vs. John Lennon」を観てきた。パディントンには映画館が3軒あって、ちょっと他とは違ったセレクションで面白い。
この映画は、ヴェトナム戦争を進めるアメリカ政府に反対し、Love&Peaceを訴え続けたジョン・レノンのドキュメンタリーだ。1960年代後半から、彼は様々な反戦運動にかかわり、デモ隊は「Give peace a chance」を合唱してホワイトハウスを取り囲んだ。そのためニクソン大統領やFBIはジョン・レノンを一種の扇動家、要注意人物としてマークし、アメリカから追い出そうとした。それでもニューヨークが気に入ったジョンとヨーコは苦労してグリーンカード(永住権)を手に入れた。同時期に息子のショーンが生まれ、ジョンとヨーコはつかの間の幸せを得る。子育てするジョンは本当に楽しそうだ。
ただこのドキュメンタリーは、ぼくにとってはあまり新しい情報がなく、リアルタイムで見聞きしてきた事実をあたらめて復習しましたといった感じだ。映画としては、「Copying Beethoven」のようにフィクションを補助線に使って、現実の新しい局面を描き出すほうが好きだ。
映画の中でヨーコが語るように、ジョン・レノンは死んでも、彼の歌はいつまでも残るだろう。
「War is Over」の下に小さく書かれた「if you want it」というセンテンスが印象的だ。この命題が正しければ、「戦争が今も終わっていないのは、あなたが望んでいないからだ」ということになる。
戦争が終わることを望まないのは誰か?
はたして平和にチャンスはあるだろうか?
