2025年12月05日

Sylva Quartet plays Scandinavian Folk Music

今日は35℃まで上がる猛暑。窓を締め切ってカーテンを閉じ、熱気を家の中に入れないようにしていた。
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夜、友人たちと一緒に、Sylva Quartet plays Scandinavian Folk Musicというコンサートを観てきた。
会場は、シティのCamperdownにあるChurch Street Studios
シドニー大学やRPA Hospitalの近くで、元は工場や倉庫が立ち並んでいたエリアだ。このスタジオも外観はそっけないが、
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中はとてもセンス良く改装してある。
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古い楽器が所狭しと飾られ、
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食器棚や、
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洗面所の配管も。
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Sylva Quartetは若い4人組で、ノルウェー、スウェーデン、デンマークなどのフォークソングを主に演奏したが、
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アゼルバイジャンの作曲家Franghiz Ali-Zadehが2015年にクロノス・カルテットのために作った“Rǝqs(Dance)"という曲が良かった。

2025年11月30日

「Heroes&Villains」Strathfiled Symphony Orchestra

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今日は友人たちと総勢10名で、Strathfiled Symphony Orchestraの定期公演を聴きに行ってきた。
表題は「Heroes&Villains」で、ベートーヴェン「Coriolan Overture」に始まり、モーツァルト「Symphony No.41(Jupiter)」、休憩を挟んで、ベートーヴェン「Symphony No.3(Eroica)」という選曲。今年最後を飾るにふさわしい正統的で重厚なコンサートを堪能ささせてもらった。
Jupiterを聞いた時はモーツァルトは交響曲でも優美でいいなと思ったのだが、Eroicaを聴くと、やはりTriumphという名がぴったりなのはこちらかなと思う。
これほど各楽器を鳴らしきる複雑な曲を1時間近くも緊張を維持して演奏するのは、さぞ大変だったことだろう。村松さんも汗びっしょり。来年の公演も楽しみだ。
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BEETHOVEN SYMPHONY NO.3 EROICA KARAJAN 1982

2025年11月16日

"Reverie" by Coro Innominata

昨日はCoro Innominata(ラテン語。英語ではChoir Unnamed)のコンサートを観に行ってきた。最近知り合って友だちになった人の紹介で、僕は初めて観る。会場はNorth SydneyのSt Thomas' Anglican Church。かなり広くて音響が良い。
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30年以上活躍しているコーラスグループで、男女混声合唱団に、曲によってはいろいろな楽器が加わる。Beethoven, Arvo Part, John Cageからスウェーデンのフォークソングまで、幅広い選曲で楽しめた。
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合唱だけだと、こんな感じ。
Elgar 'As Torrents in Summer'

クリスマスが近いのでこの曲を演ってくれるかなと思ったが、残念ながら聴けなかった。
Night of Silence/Silent Night

また一つ良いミュージックグループに出会えて嬉しい。

2025年09月28日

「Moonstruck」Ensemble Offspring&Sydney Chamber Opera

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今日はシティのABCスタジオへ「Moonstruck」と題されたコンサートを観に行ってきた。主催はEnsemble OffspringとSydney Chamber Opera。シェーンベルクの「月に憑かれたピエロ(Pierrot Lunaire)」を原曲と、それをLaura Bowlerという現代音楽家が編曲した「Deconstruction Pierrot」を比べて聴くという面白い試み。
開演30分前に、プレ・コンサート・トークが行われた。ステージ上にMCとEnsemble OffspringのClaire Edwardes(Director/Percussionist)とJack Symonds(Director/Pianist)の三人が登場。今日の曲の背景などを話してくれた。
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第一部のソプラノの女性は、Jane Sheldon。ステージを所狭しと踊りながら歌い、泣き叫び、転げ回り、ピエロ役の男をナイフでザクザク刺していた。
ピエロ役の男はSydney Chamber OperaのMitch Riley。バレエで鍛え上げた身体の動きが凄い。
Ensemble Offspringの緊迫した演奏とぴったり合って見事だった。
20分のインターバルの中に、ステージはいつものEnsemble Offspringのセッティングに変更。
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第二部のLaura Bowler「Deconstruction Pierrot」の歌い手はメゾソプラノのJessica Aszodi。第一部のJane Sheldonとは違って踊ったりせず、立ったまま歌う。可愛いピエロの格好をしていたが。
歌詞は原詩をうまく翻案してあるし、音も面白いのだが、パフォーマンスが圧倒的だった第一部のほうが好きだな。

2025年09月27日

The Music of Joe Hisashi with The Sydney Symphony

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今日の午後は、オペラハウスで久石譲のコンサートを観てきた。
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普通に演奏するだけのコンサートは違って、educational かつ entertainmentになっていて、とても楽しめた。
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MCが二人いて、二人とも音楽関係者なので、知識が豊富でしゃべりがうまい。指揮者もしゃべりがうまく、MCやピアニストと掛け合ったり。ピアニストがいない時には、自分でピアノを弾きながら指揮をしていた。タクトを振るだけじゃつまんないよって。
MCの二人は、久石譲の音楽のベースであるミニマリズムについて説明し、スティーヴ・ライヒとフィリップ・グラスを紹介したあと、観客の手拍子とオーケストラを合奏させたり、ワルチング・マチルダを印象派の水彩画風と、シュトラウスのワルツ風の2パターンで披露したり、と遊び放題。ピアノソロで演ったナウシカも感動的だった。
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このコンサートホールはオペラハウスの中で一番大きいが、音響が良い。小さな音までクリアに聴き取れる。久々に聴くシドニー・シンフォニーの鮮烈な音に感嘆した。やはり一流のプロはすごい。

2025年09月22日

「Earth & Sky」Sthrathfield Symphony Orchestra

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昨日は友人たち6人と一緒に、Sthrathfield Symphony Orchestraの定期公演を聴きに行ってきた。「Earth & Sky」というテーマで、自然の風景にちなんだ曲が選ばれている。
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会場のタウンホールに着くと、音楽監督/指揮者の村松貞治さんが、珍しく正装姿で立っておられてびっくり。いつも開演ぎりぎりまでリハーサルをしているので、Tシャツ一枚で汗びっしょりなのに。今回も楽しみにしていますとご挨拶してしばらく立ち話。
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一曲目は、ムソルグスキーの「Night on Bald Mountain」。もちろんリムスキー=コルサコフ版で、4台のティンパニーとパーカッションにブラスが大活躍
有名曲なので原曲はここに貼り付けないが、これは珍しいBLANKEY JET CITYのロック・ヴァージョン。毎日新聞のCMで使われたとのこと。格好いい。
https://youtu.be/GdYcfrmVbjA?si=Bd70kOHIpV5rhVKX

ニ曲目は、Maria Grenfellというタスマニアに住んでいる作曲家の「River Mountain Sky」。
タスマニアの豊かな自然の情景が浮かんでくる。村松さんによると、音の数が多く強弱の幅が広いため、演奏のバランスを取るのがとても難しかったとのこと。
https://youtu.be/D9dh3zpTYFU?si=UdFL5CYof_1fNHH4

3曲目は、マリンバとの共演。台湾の作曲家Chin Cheng Linの「Concerto No.1」。
オーケストラとマリンバの組み合わせは日本では何度か観たが、オーストラリアでは初めてだ。マリンバ奏者はAnneke Braheまだ若い学生。将来が楽しみだ。
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これは第三楽章の『One Love』
https://youtu.be/u9b9bfkHQTI?si=BU2sVXR2LC97nYcd

ここでインターヴァル。ホールで演奏者も交えてお茶とお菓子をつまみながらおしゃべりするのは楽しい。
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最後の曲は、シューマンの「Symphony No.3」。ライン川にちなんで、"Rheinische"という副題が付けられている。最終楽章の終盤の迫力はすごい。
https://youtu.be/uGaOATaibbw?si=_Yrqoh5HONEv_-oa

いつもながら素晴らしいコンサートだった。テーマと選曲の妙に感心する。11月の公演も楽しみだ。

2025年08月02日

JS Bach Cantata by Sydney Cantata Project

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今日はNewtownのSt Stephen's Anglican Churchへバッハのカンタータを聞きに行ってきた。
この教会はNewtownの賑やかな表通りから横道に入った静かな一郭にある。1848年に建てられた由緒ある教会だ。
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裏にはその年代の古い墓石が立ち並ぶ墓地がある。
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教会はよくメンテされていて、美しいステンドグラスと
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豪奢なパイプオルガンがある。
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演奏は「Sydney Cantata Project」という、主にバッハの教会カンタータを演るグループ。2年前に発足したばかりとのこと。
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一曲目は、外での葬儀のためのBWV118
O Jesu Christ, meins Lebens Licht

次に、瞑想のためのBWV25
Es ist nichts Gesundes an meinem Leibe (Mvt 1)

最後は、結婚式のためのBWV196
Der Herr denket an uns

一曲目は少したどたどしかったが、演奏が進むに連れ良くなってきた。今年は後二回公演があるそうだ。都合が合えばまた聴きに来たい。

2025年07月19日

Gig at UTS

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昨夜は友人のジョージに誘われて、彼の友人たちがやっているロック・バンドのギグを観てきた。
場所は、UTS(University of Technology Sydney:シドニー工科大学)のThe Loftというバー。UTSのビルの地下にある。ここへ来るのは初めてだが、古いレンガ作りのバーとコートヤードがいい感じだ。
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出演した3バンドのメンバーはUTSの講師や医者、建築家、水の専門家などで、50歳以上がほとんどだ。ジョージの友人は70歳で、ベースを弾いていた。
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1980年頃、彼らが20歳前後に好きだった音楽を、今も聴き演奏して楽しんでいる。
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シドニー大学にもManning Barという有名なライヴハウスがある。大学の中に、飲んで歌って踊れる場所があるのはいいものだ。

2025年07月07日

Studio Ghibli Medley&Scheherazade「Strathfield Symphony Orchestra」

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昨日は、友人たちとStrathfield Symphony Orchestraの定期公演を観に行ってきた。
前半はジブリの映画音楽、後半はリムスキー=コルサコフの「シェヘラザード」で、指揮者・音楽監督の村松貞治さんの趣味全開の選曲。
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会場に入ると、リハを終えた村松さんがいて、スターウォーズのTシャツがすでに汗びっしょり。
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アリエルという女の子が登場し、ジブリの映画の解説をして、数曲を歌った。
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彼女はフィリピン人とのことだが、日本語の発音がとても自然でびっくり。小さい頃から日本のアニメが好きで憶えたとのこと。
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インターバルでは出演者も交えて、お茶とお菓子をつまみながら、皆でおしゃべり。
村松さんは銀座の山野楽器で、ジブリの映画音楽のオーケストラ版を全部買ってきたとのこと。
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後半の「シェヘラザード」は、きらびやかなオーケストラと美しいヴァイオリン・ソロが素晴らしい45分間だった。


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最後にアンコールで「How To Train Your Dragon」。これも良いアニメだった。

いつもながら楽しいコンサートで、2時間堪能した。

2024年11月24日

The Pigs: 20th Anniversary Tour

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昨夜は友人のMさんがライヴに招待してくれた。会場はNewtownの老舗のライヴハウスThe Vanguard。
The Pigsというバンドの20周年記念Gigだ。MさんはThe Pigsのバンジョープレイヤーとして、ずっと一緒に活動している。
ライヴ前にMさんと一緒に夕食に。数週間前からずっとライヴと移動続きでろくな物を食べていない、お米が食べたいと言うので、Hikaruというジャパレスへ。
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ライヴハウスに戻るともう人で一杯。
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The Pigsは不思議なバンドで、基本的にカントリーやブルーグラスなのだが、コミカルで、皆、歌も楽器もうまい。Mさんのバンジョーがリード楽器だ。
彼らのヒット曲「Macho Moisturiser」のようなおバカな曲もいいが、

カバーも傑作。Pink Floyd, Bon Jovi, PrinceからNessun Dormaまで幅広い。
「Lorraine」

最後は、MさんがメインVo。休憩を挟んで3時間、楽しめた。これからも続けていってほしいものだ。
これは12年前のTVショーで。

2024年11月10日

Wild Swans Ballet Suite by Elena Kats-Chernin

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今日の午後、シティのSydney Town Hallへ「Wild Swans Ballet Suite by Elena Kats-Chernin」のコンサートを観に行ってきた。
Children's Tumor Foundationへのチャリティコンサートで、観客は家族連れが多い。
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ブラスバンドはNSW Police Band、弦楽器はInner West Youth Orchestraが務め、たくさんのバレエ、ダンスグループが参加した。ダンサーは子供たちが多く、モダンバレエから、K-POPまで様々。
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休憩の後、第二部はメインの「Wild Swans Ballet Suite」。作曲者のElena Kats-Cherninもステージに上がって挨拶していた。
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Wild Swansはバレエのための12の組曲。何度も聴いているが、やはり踊りが入ると印象が違って面白い。

最後は全員がステージに上がって挨拶。休憩を含めて3時間のコンサート、とても楽しめた。
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2024年10月31日

Ngarra Burria:First Peoples Composers Concert

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昨夜は、Ensemble Offspring主催のNgarra Burria:First Peoples Composers Concertを聴きに行ってきた。
会場は、シティのABC(Australian Broadcasting Corporation)のEugene Goossens Hall。
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"Ngarra Burria"はアボリジニの現代作曲家の曲を演るコンサートシリーズで、もう7年くらい続いている。

Ensemble Offspringのコンサートはいつも他では聞けないユニークな音楽が聴ける。この日も、1時間半、楽しめた。
最後の曲は、James Henryの組曲「Dreamscapes」から、第三楽章"Big Swell"。

2024年10月19日

George Gershwin's「An American in Paris」

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昨日はオペラハウスへコンサートを聴きに行ってきた。
友人のフェイが自分が行けなくなったチケットを譲ってくれた。彼女は股関節の手術をして、まだリハビリ中なのだ。
久しぶりのオペラハウスのコンサートホールで、心が踊る。天気が良ければ窓の外から真っ青なシドニー・ハーバーが見れるのだが、あいにくの雨で灰色だ。
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今日の演目は、ストラヴィンスキー、ラヴェル、ガーシュインと、とても良いセレクト。The Roaring Twenties(激動の20年代)と呼ばれた時代、第一次世界大戦が終わり、モダニズムが始まった時代、クラシックがジャズと出会った時代の音楽だ。
ブローシャーが良くできていて、読み応えのある解説が載っている。
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1961年に80歳のストラヴィンスキーが、オーストラリアへ来て、オーケストラと交流したそうだ。
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コンサートホールはほぼ満員の入り。昼間の公演なので、ハイスクールの生徒たちも先生に連れられて来ていた。
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1曲目は、Stravinsky「Pulcinella」
いい曲だが、バレエ音楽なので、やはりダンサーがいてほしい。
これはかなりモダーンなバレエ。

2曲目は、Ravel「Piano Concerto for the Left Hand」
左手だけで弾いているとは思えないほど、 素晴らしいピアノだ。

最後は、Gershwin「An American in Paris」
軽快でミュージカルっぽい名曲だ。

途中休憩はなく、1時間半くらいのコンサートだったが、とても楽しめた。
指揮者が曲間でお喋りし、うまく観客を笑わせていた。この日の演目にピッタリだ。ちなみに演奏の前の挨拶は、コントラバスーン担当の日本人女性だった。

2024年10月06日

Miriam Hyde - Music and Poetry Celebratory Concert

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今日は友人と一緒に、「Miriam Hyde - Music and Poetry Celebratory Concert」を聴きに行ってきた。会場はBurwoodのSt Paul's Anglican Church。駅前はすっかりチャイナタウンになってしまったが、この教会がある辺りからは、昔ながらの大きな家がまだたくさん残っている。
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ミリアム・ハイドは1913年生まれ、2005年に91歳で亡くなった。オーストラリアを代表するピアニスト・作曲家・詩人だ。彼女が作った曲は、ピアノ、フルート、オーボエなどのソロでの曲から、シンフォニー、歌曲まで幅広い。彼女の曲はどれも可愛らしさがある。
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Miriam Hyde performs "The Fountain" on Sunday Afternoon with Peter Ross

ミリアムが自分の曲「Study in Blue White and Gold」を弾いてみせた映像。この時、彼女は88歳なのだが、指の動きはまだまだ素晴らしい。

今日のコンサートでも演った「Sonata for Flute and Piano (1962)」

教会の中の狭いステージなので、器楽はソロからトリオまで、歌はソプラノとバリトンのみだが、途中休憩を挟んで3時間、彼女の曲と詩を堪能した。

2024年08月24日

TMO Percussion Chamber Music Ensemble Concert

今日は、TMO(The Metropolitan Orchestra) Percussion Chamber Music Ensemble Concertを観に行ってきた。
Inner West Chamber Music Festival 2024の一環で、パーカッションの無料コンサート。
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会場は、シティの西部にあるイタリア人街、LeichhardtのTown Hall。1888年に建てられた美しい建物だ。
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4人のミュージシャンが、Marimba、Xylophone、ドラムスを、ソロからデュオ、4人のアンサンブルまで、様々な形態で聴かせてくれた。
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まずは、有名なVittorio Montiの「Czardas」。


フランスの作曲家Emmanuel Séjournéの「Losa」。

Emmanuel Séjournéの「Attraction」は、僕の大好きなパーカッショニストのChristoph Sietzenもやっていた。


オーストラリア人で、ラスヴェガスに住んでいるAlex Stopaという人の 組曲「Three Scenes From The Desert」は初めて聴いたが、なかなかいい。
「Red Rock Canyon- "Three Scenes From The Desert"」

彼はこんなパフォーマンスもやっていて面白い。
「Floor Play for body percussion quartet」


それから、Charles Steeleの「Duet for Tom Toms」はノリが良い。

1時間ちょっとのコンサートだったが、普段あまり聴くチャンスのない曲をたくさん聴けて楽しかった。

2024年08月13日

Pekka Kuusisto&Gabriel Kahane

昨夜は、Pekka KuusistoとGabriel Kahaneのコンサートを観に行ってきた。会場はシティのAngel Place。ここへ来るのは久しぶりだ。
ステージ中央には、古いハルモニウム、右手にPekkaのヴァイオリンとエレクトリック・ヴァイオリン、左手にGabのピアノとギターがセットされていた。


Pekka Kuusistoはフィンランドから、Gabriel Kahaneはアメリカからやってきて、遠く離れたここオーストラリアで一緒にコンサートをしているのが面白い。
去年、フィンランドのヘルシンキへ行った時、Helsinki Philharmonic Orchestraのコンサートで、ペッカの素晴らしい演奏を聴いた。
この夜は、ヴァイオリンやハルモニウムを弾き、歌い、口笛を吹き、エレクトリック・ヴァイオリンにエフェクターをかけて轟音ノイズを撒き散らし、一杯おしゃべりして楽しそうだった。


最後の方では、ペッカの十八番、フィンランドの民謡「Piupali Paupali」も演ってくれた。もちろん観客も一緒に歌う。


彼らの作る音楽はとても自由だ。
クラシックとかフォークとか現代音楽とか、ジャンル分けなんかどうでもいいし、ヴァイオリニストが歌っても、フォークシンガーがオペラを歌ったり指揮をしてもいい。
musicianであることに真摯に向かい合い、今尚成長し続けている、そんな二人が大好きだ。

2024年05月19日

Mendelssohn「Elias」

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昨夜、シドニー・オペラハウスで聴いたメンデルスゾーンの「Elias」は素晴らしかった。
さすが、ヘンデルの「メサイア」、ハイドンの「天地創造」と並ぶ、オラトリオの傑作だ。
会場はコンサートホールで、改装された天井が美しい。
フルオーケストラに、4人のソロ歌手と400人の合唱団が加わるステージは壮観だ。この合唱団に友人のスーが参加している。
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構成がドラマチックなので、休憩を挟んで、2時間の上演時間が、あっという間に感じられた。
youtubeには全編が上がっているが、これは一部分で、ソプラノのアリアとコーラス。

バリトンのソロも感動的。
これは、ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウの名演。
Dietrich Fischer-Dieskau「It is enough」


余談だが、英語表記だとElijahで、イライジャと読むのだが、ドイツ語の原題のElias(エリアス)の方が馴染みがあるなあ。

2024年04月15日

Strathfield Symphony Orchestra「Enigmas」

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昨日は、Strathfield Symphony Orchestraの定期公演を聴きに行ってきた。
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事前に発表されていた3曲の演目の前に、Deborah Cheetham Fraillonの「Tarimi Nulay(Long Time Living Here)」がクインテットで演奏された。
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Deborahはアボリジニのオペラ歌手&作曲家で、この曲はここに生きる人達の大地への感謝の歌だ。

音楽監督&指揮の村松貞治さんが登場し、
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まず一曲目は、Fanny Mendelssohn Henselの「Overture in C Major」。優美でかつ序曲らしい力強さを兼ね添える曲だ。ファニーは、有名な音楽家フェリックス・メンデルスゾーンの姉で、女性作曲家のパイオニアである。

続いては、Mozartの「Symphony No.38(Prague)」。文句なしの名曲なので、いつどう聴いてもいいものだ。

ここでインターヴァル。隣室に移動して、皆でお茶とお菓子。渾身の指揮で汗びっしょりの村松さんや演奏家たちとおしゃべりできるのは楽しい。
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最後の曲は、Elgarの「Enigma Variations」。『謎の変奏曲』の名に相応しく、変化に富んだ曲調が素晴らしい。これはティンパニーが轟く、最後の「Finale」。

いつもながら、村松さんのエネルギッシュな指揮とオーケストラの見事な演奏を堪能した。
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2024年03月25日

Buddhadatta

土曜日の夜、友人のスーの家で一泊させてもらい、翌日の午後、シドニーへ戻ってきた。
日曜日の夜は、St PetersのMoshPitでBuddhadattaのライヴ。
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ブッダダッタは、3人組のパンクバンド。メンバーは名古屋と大阪に住んでいる。
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彼らはいろいろな国でライヴを演っているが、オーストラリアへは何度も来ているとのこと。彼らとは初対面なのだが、とても気さくで話しやすい。60歳前後なので、聴いてきた音楽も僕とかなり共通している。1980年頃のアンダーグラウンドロックの懐かしい話をたくさんした。
Vo&ギターのVogli坊主は、顔見知りの客と挨拶したり、物販も忙しそうにしていた。
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セットリストを確認中のドラムのタカミ。40年以上前はコンチネンタル・キッズで活躍していた。
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3人ともステージ衣装は着物姿。虚無僧の籠をかぶってステージに立ち、ホーミーの唱法を取り入れたりしている。
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轟音だが演奏がしっかりしているので、聴き苦しくない。客をノセるのもうまい。
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「仏の鳥」

パンク坊主と自称するように、お経や仏教の故事を歌にしているが、アルバムにはこんな曲もあって面白い。
「芋の別れ」

彼らは路上でバスキングもしている。これは去年、シドニーのシティのど真ん中、Pitt Streetで。
「死と智慧」

彼らはシドニーの後、クイーンズランドでライヴをやるとのこと。またいつかどこかで再会したいものだ。

Eleanor McEvoy

オペラの後、Everglades Clubへ移動して、Eleanor McEvoyのライヴ。
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彼女はアイルランドの有名なシンガーソングライター。ギター、ピアノ、ヴァイオリンを駆使し、アイリッシュからシャンソンまで、様々な歌を聞かせてくれた。
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彼女のヒット曲の一つ、「Only A Woman's Heart」

「The though of you」の映像を見るとアイルランドへ行きたくなるなあ。

Opera in the Arboretum 2024

土曜日の午後は、うちから2時間ほど北に走った所にあるPearl Beachでオペラ。年一回、オペラ歌手4人とオーケストラが、森の中でオペラの名曲を披露する。
午後3時スタートだが、皆、ピクニックの用意をしてきて、早くから飲み食いしている。
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人が奏でる音楽が風の音や鳥の声、落ち葉を踏む足音と混じり合い、自然と溶け合うような開放感がある。
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全32曲、午後6時まで堪能した。

2024年03月15日

Montz Matsumoto Home Concert

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昨日の午後、Montzさんのホームコンサートをうちの一階のリヴィングルームで開催した。暑い日だったが、友人たちが20人ほど来てくれた。
Montzさんの音楽スタイルは、ブルーグラスから、ケルティック、フォークなど幅広く、英語の歌、日本語の歌もあり、聞き手を飽きさせない。キーの違うバンジョーを2台駆使し、おしゃべりもうまく、曲の説明や興味深い話題が楽しい。観客も、楽器をやっている人が数人いて、それどうやって弾いているの?とか、気軽に聞いたり、休憩を挟んで2時間、堪能した。
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終わってから、二階へ移動し、ワインとつまみ、ケーキを食べ、さらに2時間近く、皆でおしゃべりしていた。
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2023年12月02日

Lurline Chamber Orchestra at Randwick Town Hall

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昨夜はRandwick Town Hallへ、Lurline Chamber Orchestraのコンサートを観に行ってきた。
Lurline Chamber Orchestraは、11人によるストリングス・グループ。ローカルでも活躍しているので、今まで何度かライヴを観た。
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こんな演奏をする。
Elgar Serenade 1st movt

この日のプログラムは、
Grieg: Holberg Suite
Sarasate: Navarra
Rachmaninov: Vocalise op.34 no 14
Karl Jenkins: Palladio
どの演奏も良かったが、僕が気に入ったのは、
サラサーテの「ナヴァラ」と、

カール・ジェンキンスの「パラディオ」
Karl Jenkins: Palladio - Concerto Grosso for String Orchestra

アンコールにハチャトゥリアンの「剣の舞」を演ってくれて、とても充実した1時間半だった。
コンサートの後、会場に来ていた友人のフィリッパに会った。彼女は今、Randwickの市長として忙しくしている。コロナで中断していたこのコンサート・シリーズを再開してくれたのは嬉しい。

2023年11月27日

「The Birds」Strathfield Symphony Orchestra

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昨日は、Strathfield Symphony Orchestraの定期演奏会に行ってきた。「The Birds」と銘打たれたコンサートで、鳥にちなんだ曲が選ばれている。
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Hydenの交響曲第83番(La Poule:めんどり) と、Beethovenの交響曲第6番(田園)も良かったが、僕が一番気に入ったのは、二曲目に演ったRalph Vaughan Williams(レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ)の「The Lark Ascending(舞い上がるひばり)」。
ソロのヴァイオリニストはNara Leeという若い女性で、揺らぎの多い演奏だった。下のナイジェル・ケネディとは全然違うが、まあ、これはこれで良かった。

特別のアンコールにチャイコフスキーのSwan Lakeを演ってくれて、これで今年のコンサートは終わり。
音楽監督・指揮の村松貞治さんに、来年の公演も楽しみにしていますと挨拶してお別れした。
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2023年11月05日

「Acacia Quartet」Glebe Music Festival

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今日の午後、Acacia Quartetのコンサートを観に、Glebe Town Hallへ行ってきた。Glebe Music Festivalの一環として、この3週間ほど、あちこちでコンサートが開催されている。Town Hallへ歩いていく頃、ちょうど雨がやんでくれてよかった。
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会場は二階のメインホール。
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1曲目は、オーストラリアの若い音楽家、Alice Chanceの「Precious Colours」。とても良い曲だが、これはやっぱり、このVoヴァージョンのほうがいいかな。

2曲めは、ベートーヴェンの「弦楽四重奏曲第1番」。これは定番曲。ウイーンのAlban Berg Quartettの演奏がyoutubeにあった。

ここで休憩。飲み物とケーキをつまみながら、皆でおしゃべり。
後半のメインはシューベルトの「死と乙女」。これも名曲なので、誰がどう演ってもいいものだ。同じくAlban Berg Quartettの演奏で。

アンコールに演ってくれたワルチング・マチルダは、斬新なアレンジで、すごかった。youtubeにないのが残念。
かなり激しい演奏で、全曲終わった後は、皆汗だくだ。
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Acacia Quartetはもう10年以上続いている。定番曲の他に、オーストラリアの新しい作曲家を取り上げてくれるのは嬉しい。

2023年08月18日

Neo Japanism : A Concert of Anime Favourites

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昨夜は、アニメ曲のコンサートを観にいってきた。会場は、Burwood Uniting Church。すっかりチャイナタウンのようになってしまったBurwoodのメインストリートにある。
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演奏するのは、音楽監督・指揮の村松貞治さんが指導している若い学生たちだ。
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曲名がスクリーンに映し出されるのでありがたい。
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昔懐かしいルパン三世やヤマトから、セーラームーン、エヴァンゲリオン、もののけ姫、ハウル、
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進撃の巨人や鬼滅の刃まで。
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一緒に連れて行ったアニメーターとコスプレイヤーも喜んでいた。
ただちょっと残念だったのは、もう少しアニメ曲っぽい音の厚みや輝きが欲しい、パーカッションやブラスがあればいいのと思ってしまった。これはないものねだりだが。

2023年07月11日

パンタが逝ってしまった

パンタ(中村治雄)が、7月7日に逝ってしまった
数年前から肺がんを患っていて、入退院を繰り返していた。そのころの様子はパンタ自身がnoteで書いていて、危篤状態でも意識があるうちは病院で曲を作っていたそうだ。
退院してほどなく開催された6月14日のステージが最後になった。その10日前のライヴの一部がyoutubeにアップされている。

パンタは杖をついてステージに上がり、イスに座って、酸素吸入機を片手に歌っていた

50年以上前、パンタとトシが始めた頭脳警察は、権威と権力に抗い、そして、歳を経た自分たちがそうなることにも抗い、社会がほんの少しでも良くなることを願って歌い続けてきた。
「プラハからの手紙」

「マーラーズ・パーラー」


自分が尊敬する人や愛する人が逝ってしまうことは悲しい。もう会えない、触れることができない、声も聞けないことが、ただただ悲しい。パンタはミュージシャンとして、見事な一生を終えた。お疲れ様でしたとか、ゆっくりお休みくださいとか、逝ってしまった人にはかける言葉がない。ただ、悲しみと、ありがとうという感謝の気持ちが心に残る。そして、彼が残してくれた歌を、僕がこれからも聴き続けていくことは確かだ。
「万物流転」

2023年07月02日

「One Hit Wonders」Strathfield Symphony Orchestra

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今日は、友人たち3人と一緒に、Petersham Town Hallへ、Strathfield Symphony Orchestraの定期公演を聴きに行ってきた。
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音楽監督・指揮者の村松貞治さんが選んだのは、スメタナの「モルダウ」、バーバーの「弦楽のためのアダージョ」、デュカスの「魔法使いの弟子」に、最後は、フランクの「交響曲 ニ短調」。「One Hit Wonders」と題されたコンサートにふさわしい、名曲揃いだ。
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どの曲も良かったが、特に気に入ったのは、
Samuel Barber:Adagio for Strings
『saddest classical work』と言われている短い曲だが、ピュアで美しい。

それから、
César Franck:Symphony in D Minor
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ダイナミックかつ優美な旋律に感嘆した。第2楽章の冒頭は可愛いし。

途中の休憩時間には、お茶とお菓子、サンドウイッチが振る舞われ、2時間、素晴らしい時間を堪能した。
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2023年06月26日

Celestial Emu with Symphony Central Coast

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昨日の午後、「Celestial Emu(セレスティアル・エミュー:天空のエミュー)」と題された、コンサートを観てきた。
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アボリジニが何千年も語り継いできた星の物語「Emu in the Sky(空のエミュー)」をベースにしている。

途中、20分の休憩をはさみ、2時間のステージ。
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フルオーケストラと合唱にアボリジニの語り、歌、パーカッションを加えた音楽、さらに、近代天文学の知見と天体望遠鏡の映像をスクリーンに映し出すという、マルチメディア・ステージだ。歌詞も字幕を出してくれるのでありがたい。
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合唱は少しずれがあったりして残念だったが、演奏は素晴らしく、ユニークな試みで面白かった。

2023年05月30日

Ensemble Offspring@The Church

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昨夜は、Ensemble Offspringのコンサート&トーク・イヴェント「Mondays@The Church 2: Reconciliation」を観に行ってきた。
会場はThe Churchという、元は古い教会。Redfern駅から徒歩10分くらい、昔はかなり怖かったエリアにある。
Ensemble Offspringというグループは、パーカッショニストのClaire Edwardesが主宰で、メンバーは流動的。ベースはクラシックだが、面白い音楽を創り出している。
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たとえば、Winangaylanha(An Acknowledgement)。Nardi Simpsonの声が強く美しく、素晴らしい。

30分ほどの演奏の後、4人のミュージシャンがステージに登場し、今夜のテーマ「Reconciliation」に」ついて語り合った。Reconciliation(和解)は、アボリジニと侵略者との和解を指す。このテーマが選ばれたのは、5月27日から6月3日に全国で開催されている「National Reconciliation Week」へのレスポンスなのだろう。

彼ら4人は、アボリジニの血だけではなく、イギリスやスコットランド、オランダなどとのミックスであり、侵略した者とされた者、どちらの血筋も流れている。センシティヴな話題だが、Reconciliationに対しての率直な意見が聴けて、興味深かった。