夜、ハノイのシアンの両親の家に電話して様子を聞いてみた。夏の終わりだが最高気温がまだ30℃を越えているそうで、暑くてたまらないと、ポールは嘆いていた。この一週間は親戚や隣近所への顔見せで終わったらしい。シエナはどこでも人気者で、元気に遊んでいるが、あせもができてしまったので、頻繁に水浴びしているとのこと。3人ともシアンの両親にとても歓待してもらっているようなので安心した。
ただ、ポールはハノイの小汚さにと騒音に我慢ならないらしい。シティへ行く道は人と牛と車とバイクであふれかえり、車は通行人など無視してクラクションを鳴らし続けて走っているそうだ。もともと彼はとてもきれい好きだし、途上国と言われる所には行ったことがない。アナ&エイドリアンのようにカンボジアやインドへ行って耐性をつけてからヴェトナムへ行けばよかったなと思う。
耐性のないポールは気の毒ですね。
郷に従うには、自ら体験し自覚するしかありません。達雄からもアドバイスしてあげてください。
30過ぎてから小汚さに馴れるのは難しいのでは。うちのお母さんがインドには行きたくないと言ったように。ホコリと排気ガスまみれの道ばたの屋台でPho(フォー:ライス・ヌードル)なんか食っているのは信じられないようです。衛生観念の違いを埋めるのは不可能な気がします。