「Harry Potter and the Order of the Phoenix」を観てきた。
公開されて2週目だし、午後3時の回だったせいか、観客は6人しかいなかった。
今回の新しいキャラクターでは、ホグワーツを統制すべく送り込まれたアンブリッジ先生が一番気に入った。衣装から部屋のインテリアまでピンクが大好き。紅茶に3杯も入れるお砂糖までピンク。壁を埋め尽くす猫の絵皿はぼくも欲しくなった。そんな女らしい趣味と女王の様な振る舞いとは裏腹に、がんじがらめの規則と厳しい処罰が大好きという独裁者だ。イメルダ・スタウントンの憎たらしい演技は見事。「Freedom Writers」でも実に嫌な教師役をやっていた。
他にも、ルーナを演じたイヴァナ・リンチはとても可愛いし、不思議な雰囲気が良く出ていた。ハグリッドの弟の巨人もシュレックみたいで、不細工なのに妙にかわいい。
ただし、印象に残る細かいシーンはたくさんあるのだが、肝心のメインストーリーがわかりにくい。というか、どの程度深読みすればいいのかがわからない。次回への伏線もあるのだろうが、ちょっと説明が不明瞭だ。
情緒不安定でいらいらし、悪夢に悩まされていたハリーが、自分は愛と友情を知っていることに感謝する、という最後はいいが、チョウにひどく冷たい態度を取って、それっきりなのは気にくわない。あんなに長いファースト・キスしたくせに(^.^)。
映画としては、前作までの方がおもしろかった。ハリー・ポッターのシリーズはこれで5作目。子供たちももう大きくなり、かわいらしさや魔法世界の珍しさだけでは、ストーリーがもたない。いくら魔法合戦に凝っても、それではスター・ウォーズと同じになってしまう。完結までもう少し。次作に期待したい。
私もアンブリッジ先生の猫の絵皿がお気に入り。まったく見事な演技でした。不思議ちゃんルーナはとっても可愛かったのに、最初から気に入らないがチョウちゃんはもう少し可愛い女の子にしてほしかったな〜
確かにストーリーをはしょりすぎたり、強調する部分が違ったりして、よくわからないものになってましたね。うちに帰ってから本を取り出して、あんな話だったけ、あそこの部分はどう書いてあったっけ、と確認作業してしまった。
K子叔母は可愛い時代のハリーたちが大好きなので、映画は行かないかもと言っていた。
あの分量を2時間半にまとめるのは難しいのだろうけど、シナリオライターにもうちょっと頑張って欲しいものです。