
今日の午後、オペラハウスで「Japan Festival」を観てきた。
日本の各地から歌や踊りのグループを招待した無料コンサートだ。もう20年も続いているそうだが実は見に来たのは初めてである。
主催は「ジャパンフェスティバル実行委員会」で、協賛は「シドニー日本クラブ」だが、一般にはほとんど宣伝されていない。日本人向けの情報誌には告知が載っているらしいが、普段そういうものを読まないので全然知らなかった。オペラハウスのサイトにも出ていないし。
出演者はアマチュアとはいえレベルが高いので、もっと多くのオーストラリア人に見てもらいたい。オペラハウスのコンサートホールに半分くらいしか人が入っていないのは残念だ。
今年は「Pray for Japan Charity Concert」と副題がついている。外国の首脳として一番に被災地を訪れたジュリア・ギラード首相に対してお礼の言葉が捧げられ、被災者への募金が募られていた。
出演したのは、日本からは5つのグループ。
・文化箏岐阜(岐阜県:文化箏)
・文化箏長野(長野県:文化箏)
・Violyre-KOTO(神奈川県:現代琴)
・アンサンブル島原(長崎県:合唱)
・インターナショナル バレエ アカデミー(広島県:バレエ)
それから、シドニー在住の日本人たち。
・JCSシドニー ソーラン踊り隊
・北海あほんだら会シドニー支部(よさこいソーラン)
・Sion(フルート)
第一部は文化箏の演奏で、「さくらさくら」や「上を向いて歩こう」の定番のほかに、ワルチング・マチルダや、Simon&Garfunkelの「Sound Of Silence」、The Venturesの「Diamond Head」などを演って、これがなかなか良かった。
第二部はダンスが中心。広島のバレエ・アカデミーは皆うまく、小さな子供も参加していて可愛い。
ソーラン節のダンスはちょっとワンパターン。もうちょっと工夫が必要かな。
Violyre(ヴィオリラ)という楽器は初めて聴いた。ヤマハの楽器だそう。出せる音種が多いので、色々な曲を演奏できて面白い。ただここまでくると琴と呼ぶ必要はないのでは。
司会の男性は英語で一生懸命、歌や踊りについて説明してくれ、途中の休憩を挟んで1時から4時過ぎまでと長丁場だったが、結構楽しめた。
最後は出演者全員で歌う「故郷」。この歌の歌詞の様な故郷があとどれくらい残っているだろう。
こんな年になると「故郷」の歌もしみじみ歌えるようになります。
歌もねえ。
リーダーとピアノは飛び抜けてうまかったけど、グループとしては、まあまあ。
halのグループのほうが圧倒的にうまいです。
いつかオペラハウスで公演すればいいのに。
Marico先生の夢だったの?
シドニーに限らず、いつかどこかで海外公演してほしいものです。