2011年05月30日

「A Man for All Seasons」Robert Bolt

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一昨日の夜、シドニー大学の一郭にあるシアターSeymour Centreで「A Man for All Seasons」を観てきた。
英国王ヘンリー8世の離婚に反対したため、反逆罪として斬首されたThomas Moreの生涯を描いた演劇で、「a man for all seasons」は「偉大な才能の持ち主」という意味。当時第一の知識人で最高官吏だったトマス・モアは、イギリス社会を批判し理想社会を描いた『ユートピア』の著者でもある。
この戯曲は1960年にRobert Boltが発表し、1966年に映画化された。ボルトは他にも「Lawrence of Arabia」、「Doctor Zhivago」など優れた映画脚本を書いている。
このショーのダイレクターDonald Macdonaldによる演出は巧みで、この複雑なストーリーをうまく表現していた。
トマス・モアを熱演したPaul Kennedyをはじめ、出演者全員のキャラが立っていて面白い。スペインからの使者の二人組によるコミック・リリーフ、登場人物や背景をうまく紹介する役目を担ったCommon Man(平民)のShannon Ellisもとても良かった。
このショーは大成功で、追加公演も決まり、シドニーのあとメルボルンで公演される。監督は、ショーの利益を全額、地震で破壊されたニュージーランドのクライストチャーチへ寄付するとのこと。
それにしても、ヘンリー8世はめちゃくちゃな人物だ。芸術好きだが横暴・我儘で、私利私欲に走り、男の跡つぎがほしいばかりに、スペイン人の王妃キャサリンを初め、6回も結婚した。なかなか子供ができなかったキャサリンとの間に、ようやく授かった一人娘のMaryは、あの悪名高きブラッディ・メアリーである。
この記事へのコメント
リック・ウェイクマンの『ヘンリー8世と6人の妻』思い出した。今となってはクラシック音楽だなあ。
Posted by hal at 2011年05月30日 22:11
リック・ウエイクマン!
そんな懐かしいモノをよく憶えているなあ。
彼も60過ぎたけど、まだまだやっているそうです。
Posted by tats at 2011年05月31日 08:48
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