2011年02月08日

いまいちの映画

このところなかなかいい映画に当たらない。どれもまあそれなりによく出来ているのだが、映画ならではの面白さや力のある作品にめぐり会えないでいる。
今日は「Another Year」を観てきたのだが、あまりにぼくらの日常そのもので、映画としてはもうひとひねりしてほしかった。イギリス庶民の生活ぶりが等身大で描かれていて興味深いが。
先月観た「Kings Speech」はさすがにストーリーもしっかりしていたけれど、逆にかっちりしすぎているためか、ストーリーをはみ出して迫ってくるような面白さにかける。
昨日の夜、TVで観た、シャネルとストラヴィンスキーの不倫物語「Coco Chanel&Igor Stravinsky」も、終盤のストーリーが妙にバランスが悪い。ストラヴィンスキーの音楽が素晴らしいだけに惜しい。あまりに前衛的な音とダンスに退出する観客と拍手する観客が入り乱れて騒然となる『春の祭典』や、ストラヴィンスキーが静かに時には激しくピアノを弾くシーンは感動的なのだが。
この記事へのコメント
面白かったのは「20世紀少年」と「バーレスク」。久々にバスドラ聞いた。
Posted by kumiko-nya at 2011年02月08日 21:35
「20世紀少年」は見てみたいけど、こっちには来ないだろうなあ。
Posted by tats at 2011年02月09日 14:01
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