2007年04月29日

「The God of Hell」Sam Shepard

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 昨夜は、 Newtown Theatreで、「The God of Hell」というプレイを観てきた。主演のひとり、アニーは友人のメリーの姪で、本業は法律家だ。今も大学で教えているが、趣味で演劇をやっている。趣味といっても本格的で、ちゃんと一流の演劇学校で学び、役者として映画やTVCMに出演したりしている。
 「The God of Hell」は、サム・シェパード(Sam Shepard)の脚本。彼はアメリカの劇作家で、Wim Wenders(ヴィム・ヴェンダース)と作った映画「Paris,Texas(パリ・テキサス)」や「Don't Come Knocking(アメリカ、家族のいる風景)」で有名だ。

 ストーリーは、のんびりとファームで暮す夫婦が、アメリカ政府によって、人格をコントロールされたあげく、生まれ育った土地を奪われてしまうという悲劇だ。アニーが演じる妻はファームを売りたくはないのだが、政府から来た男によって、夫は電気仕掛けのロボットにされ、最後にはファームは売り飛ばされてしまう。
 この夫婦の他には、科学者と政府の男(ケーキのセールスマンとしてやってくるのがおかしい)、合計4人の役者が演じる。彼らの演技は皆すばらしく説得力があるのだが、上演時間が1時間しかないせいか、ストーリがわかりにくい。あと30分はかけたほうがよかったと思う。

 アニーのプレイを観るのはこれで4回目。一番気に入っているのは、数年前に観た「Beyond Therapy」だ。Balmainにある「The Cat and Fiddle」というパブ・ホテルの地下にある小さなステージだった。「Beyond Therapy」はChristopher Durang(クリストファー・デユラング)の傑作コメディで、アニーはニューロティックな精神科医を演じた。自分の患者よりもアブナイ言動ばかりするおかしなセラピストで、スヌーピーのぬいぐるみを溺愛し、奇天烈な声で笑いかける様子は今でも忘れられない。こういうちょっとヘンな役がアニーにぴったりだと思う。
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