2007年04月23日

太陽を待ちながら

まる一日、雨が降ったり止んだりで、結構うんざり。天気予報では今週いっぱい雨の模様。晴れてくれないとレンガ貼りができなくて困る。外壁がないといくらシドニーでも冬は寒いのですよ。

夜、OvationというTV局で「The Doors Live in Europe」を観る。1968年のヨーロッパ・ツアーの様子で、当時一緒にツアーしたJefferson AirplaneのPaul KantnerとGrace Slickが語るエピソードが挿入されている。ステージの途中、すでにドラッグ漬けだったジム・モリソンが倒れて歌えなくなり、しかたなく代わりにレイ・マンザレクが歌ったこともあるそう。まあ、この演奏場所はアムステルダムだしね。
映像は白黒。簡素な照明の中で壮絶なステージが繰り広げられる。この時期、ジム・モリソンの声と3人の演奏は奇跡的に素晴らしい。4人とも自分の中から生まれる感情をじっと見つめてるようだ。レイ・マンザレクはほとんどキーボードに突っ伏し、ジム・モリソンは時々客席に背を向けてドラムの方をぼんやり見ていたりする。
それでも観客をまったく無視しているわけではない。"The Unknown Soldier"では銃殺シーンのパフォーマンスをやり、長い長い"Light My Fire"の間奏中、ジム・モリソンが客席に降りてきて、最前列の女の子にマイクを差し出して叫ばせたり、ステージ下に潜ったりして遊んでいる。
すぐれた音楽がそうであるように、ここには静と動、喜怒哀楽、強さと弱さのすべてがある。ロックは死ぬかもしれないが、音楽は終わらない。
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