
昨夜8時、シドニーのシティに近いムーア・パークにあるフットボール・スタジアムは、小雨のぱらつく中、集まってきた人々で満員だった。
スタジアムの一郭にはエジンバラ城の模型がそびえ立ち、バグパイプとディジュリドゥが鳴り響くと、花火が上がってショーが始まった。城の門から1500人もの出演者が入れ替わり立ち代り登場して演奏する。スコットランドやオーストラリアはもちろん世界各国からやってきた出演者の一覧はこのページに出ている。
いわゆる鼓笛隊なので、基本はドラムと管楽器だ。ピアノやヴァイオリンはないが、どのチームも工夫があって面白い。あんな大勢のバグパイプが一糸乱れず演奏するのを見たのは初めてだ。スコティッシュ・ダンスを踊った女の子たちもかわいい。マオリ族のハッカを取り入れたニュージーランドのArmy Band、ドラムだけで見事なアンサンブルを奏でたスイスのTop Secret Drum Corpsは素晴らしかった。スティールドラムを使ったトリニダード・トバゴや美しいダンスを披露した中国のチーム、たくさんの馬を操ったAustralia's Federation Guardも良かった。
最後は盛大な花火で締めくくり。あっという間の楽しい2時間15分だった。

ミリタリー・タトゥーがシドニーで公演するのは2005年に引き続き2度目。エジンバラ城の模型は倉庫に保管してあったそうだ。ヨソの都市には貸してやらない!とケチなことを言っているらしい(~_~)。
安い席はグラウンドに近いので、全体のパターンはちょっと見にくいけれど、その代わり演奏者は良く見えました。