2009年11月07日

「Songs for a New World」Jason Robert Brown

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昨夜は、ミュージカル「Songs for a New World」を観てきた。今回はプロの公演ではなく、NIDA(ナイダ:National Institute of Dramatic Art)の学生の卒業制作発表会である。
NIDAはうちから車で10分くらい、UNSWの一郭にある。大学の駐車場に無料で停められるので便利だ。モダンなビルの1階はアートスクールらしい雰囲気で、いつも面白い展示が観られる。
昨夜の公演場所のParade Spaceはビルの奥の2階にあり、チケットは$20。Box Officeで予約しておいたチケットを受け取るときに聞いてみたら、3日間の公演はすべてsold outとのこと。
7時半から始まった公演は、Act1が40分、インターヴァルが20分、Act2は40分。舞台には男性5名、女性6名のパフォーマー、伴奏はピアノとドラムのみ。メインはピアノでずっと弾きまくるので大変だ。
「Songs for a New World」はニューヨークのJason Robert Brownが弱冠25才で1995年に発表したメジャー第1作で、彼の名を一躍有名にした。
オープニングの「The New World」を始め「Stars and the Moon」「She Cries」「Surabaya-Santa」など印象的かつ親しみやすい曲と歌詞で、セリフはなくともストーリーはわかりやすい。
17に分かれた場面のほとんどは、失職、望まぬ妊娠、別離、戦争など様々な不幸な状況に陥った人々が、新しい世界を希求する局面を切り取ったものだ。
ミュージカルとしての作品自体はとても優れていると思うのだが、残念ながら今回のパフォーマンスにはちょっと不満が残った。学生のアマチュアでは経験不足なので仕方ないが、きちんと声が出て、いわゆるキャラがたっているのは3人くらいしかいなかった。
いつかぜひプロによるステージを観てみたいものだ。
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