2009年10月06日

「Mao's Last Dancer」Bruce Beresford

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中国北部の貧しい村で生まれた少年Li Cunxin(リー・ツンシン)がバレエダンサーとしての才能を認められ、アメリカに渡ってトップダンサーとして成功する。
Li Cunxinが2003年に出した自伝を基に、オーストラリア人のBruce Beresfordが映画化したものだ。
毛沢東の文化革命の時代に生まれ育ったLi Cunxinの生い立ちは興味深い。
そしてバレエのシーンがとても美しく印象的だ。クラシックからモダン、チャイニーズまで、スタイルや演出も異なるが、どれも見事だ。Bruce Beresfordはオペラの舞台監督としても評価が高いのがうなずける。もちろん主役を演じたChi Caoを始めSydney Dance Companyのダンサーたち、そして二人のコリオグラファーGraeme MurphyとJanet Vernonは素晴らしい。
ラストシーンも涙が出るほど感動的だ。
故郷の村を訪れたLi Cunxinが妻のMaryと一緒にバレエを披露する。強い風が吹き埃が舞い上がる土の上で、村人たちの喝采を浴びて二人が踊る。貧しい暮しとぼろぼろの小学校は昔と変わらないが、唯一違っていたのはそこには自由があった。
Li Cunxinはオーストラリア人のバレリーナMaryと結婚し、1995年からメルボルンに住んで、Australian Balletの主席ダンサーとして活躍していた。3人の子供たちの父である彼は、今年の8月、Australia's top dadに選ばれた。彼のサイトはここ
また、この映画のサイトはここで、映画のシーンを少しだけ観られる。
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