
Thang Long Water Puppet Theatre(タンロン水上人形劇場)を観てきた。シアターは、ハノイの市内、Old Quarter(旧市街)の南側にあるLake Hoan Kiemという小さな湖のそばにある細長いビルの一郭にある。

ホテルで頼んだタクシーに地図を見せて、値段交渉したのだが、実はこの運転手は正確な場所を知らなかった。市内に入ってから、誰かと携帯電話で話しながら探し、それでもわからず車を降りて道端の人に尋ね、やっと見つけたのは、Lake Hoan Kiemを3周した後だった。この人形劇はヴェトナムの誇る伝統芸能なのだが、今の地元の人たちにとっては興味がないのだろう。
チケットは、40,000Don(約250円)。この人形劇は毎日5回くらいやっているが、5時15分の回しか空きがなく、ほかは全部sold outだった。ちなみに40,000Donの席は2等席なのだが、会場が小さいのでそれほど後ろの方でもなく、十分良く見えた。
正面に水を張ったステージがあり、左手にミュージシャンの席が設えてある。
プログラムによると、田植え、釣り、船遊び、お祭りなど庶民の暮らしをモチーフにしたものから、龍の踊りや、鳳凰の舞など神話的なものまで様々。音楽と歌に合わせて人形たちが踊る。



最後は、後ろの幕内から人形を操っていた人たちが出てきて挨拶。重い人形を水の中で動かすのは大変だろう。

45分と短いショーだったが、見事な人形の動きと音楽も良く、とても面白かった。シエナも食い入るように見ていた。
