2019年09月03日

グリーフケア・サポート・グループ

昨日の午後、シティの最高裁判所からの帰り、「Bereavement Support Group」に参加してきた。
Bereavementは「死別」という意味で、The bereavedだと「遺族」だ。
グリーフケアのサポートをする組織で、病院のすぐ横の民家で開催されている。
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イントロダクションが7月にあって、その日に来ていたのは二人だけだったが、昨日は、女性7人、男性2人の総勢9人で、ラウンジはほぼ満員になった。
二人のファシリエイターを前に、参加者一人ずつが簡単な自己紹介をした。人数が多いので、名前といつ誰を亡くしたか、今の心境を手短に話した。
僕が一番直近に死別を体験していた。半年から一年半前に旦那さんを亡くした女性が多い。
それからファシリエイターがGroup Norms(規範)を書いた紙を配り、このグループ内でのルールについて説明した。
皆が抱えている悲しみは一人ひとり違う、話を聞くだけ、意見は言わないこと、等々。
今の悲しみや亡くした人のことを語る時は、皆、涙ぐんだり、言葉に詰まってしまう。
ファシリエイターが、皆を落ち着かせるため、groundingをしようと言って、手と足の指を動かして、少し気晴らしをした。
それから、次は「Object Time」。
ファシリテーターが、恐竜や車のおもちゃ、ボール、人形、木の葉、ペーパークリップ等々、小さな子どもが集めたようなガラクタを箱から取り出してテーブルの上に広げた。
どれでもいくつでもいいから、自分の心にピンときた物を選んで手に取り、何かを話す。物に託して自分の思いを導き出す手法だ。
隣の女性は、手のひらに乗るくらいの球体の中に小さな球体が入っている置物を持って、これは閉じ込められている自分の心だと言った。
僕はサボンテンの鉢植えを選んだ。毛糸で編んだ丸いサボテンで、天辺に赤い花が咲いている。
このトゲだらけのサボテンは僕の悲しみのようだ。今、触ると傷ついて血が出る。でもここに咲いている花は希望だ。いつかトゲだらけの塊から花が咲くように、希望が生まれることを願っている、と話した。
最後に、Self-care Tips while Grievingというプリントをもらった。
こういうグループ・セッションに参加するのは初めての経験なので面白い。
男性の参加者が言っていたが、遠慮なく悲しみを表現できる場所、泣ける場所があることはとてもありがたいことだ。
このセッションは、毎月第一月曜日に開催される。何かがすぐに解決するわけではないが、それでもしばらくは参加してみようと思う。
posted by Tats at 20:50| Comment(2) | TrackBack(0) | シドニー日記
この記事へのコメント
これはよい集まりですね。遠慮なく悲しみを吐露して、明日の希望のために、少しずつ花を咲かせる力を蓄えていけますね。
Posted by hal at 2019年09月04日 07:24
うーん、今は、セッションの後で、余計に落ち込んでしまいます。
蓋をしていた感情を表出したことで、センシティヴになってしまうからでしょう。
Posted by tats at 2019年09月04日 21:49
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