
今日は、お世話になった葬儀社と病院を訪ねて回った。
日本で買ってきたお菓子に、お礼のカードを書いて添えて、持っていった。
病院では、5つの菓子箱が入った大きな荷物を抱えて、ヘレンが入院していた3つの病棟を回った。
ナースのチームの他、オンコロジーのドクターチーム、ソーシャルワーカーのチームにもお礼の挨拶に行った。
皆、ヘレンと僕のことを憶えてくれていて、励ましてくれた。
ヘレンが逝ってしまってから、今日でちょうど一ヶ月だ。
昨日今日と、何人かにお礼の電話をして、話をした。
シドニーへ帰ってきて、この三日間は毎晩、家族や友人が夕食に誘ってくれたが、今夜は一人だ。
ヘレンの遺品の整理には、まだ手を付ける気になれない。
ベッドルームは暗くして、ヘレンの服などが目に入らないようにし、日中はできるだけ家の外へ出ることにしている。
心の傷は血が止まった程度なのだろう。触れるのはまだ無理だ。
薄皮が張り、かさぶたになり、新しい皮膚が再生すれば痛みはなくなる。回復の時を待つしかない。それでも傷跡は残るだろうが。
坂爪さんの言うように「生きれるだけ生きて、苦しむだけ苦しんで、笑えるだけ笑って」いこうよね。
わざわざ病棟まで挨拶に来ていただいてありがとうございました。病棟スタッフみんな、Helenのことを覚えています。TatsさんのThank you letterとお菓子にもとても喜んでいました。少しずつこれからの生活に慣れていけるといいですね。Nozomi
コメントありがとうございます。
病棟では本当にお世話になりました。
あの頃はまさかこんなにも早い最期が来るとは夢にも思いませんでした。
Nozomiさんの病棟へご挨拶に伺った時、その頃のことを思い出して辛くなり、長くはいられませんでした。
ぼくにはもう少し時間が必要です。