
昨夜10時ころ、直島から、奈良の実家に帰ってきた。
直島は快晴で、爽やかな風が吹き、夜になると肌寒いくらい涼しかった。
直島はモダンアートの島として有名で、外国人観光客も多かった。
残念ながら、ばくは、草間彌生は割と好きだが、安藤忠雄の建築はほぼ好きではない。
地中美術館を始め、どの美術館もチケットが2千円から千円以上するし、展示品の少なさにがっかりした。
安藤忠雄のコンクリート打ちっぱなしの巨大な墓地のような通路を延々と歩いた後、見るモノが5点くらいしかないと、入場料に見合わないと感じる。
もし、お金を払うなら、「家プロジェクト」だけで見て回ればいいと思う。
直島の海と山の自然は素晴らしいので、美しい花や樹々を眺めながらのんびり歩くだけでもいい。
野外に設置されている作品もたくさんあるし。
そんな中で、草間彌生の「赤カボチャ」や


藤本壮介の「直島パヴィリオン」では、

子供たちが大喜びで、出たり入ったり走り回っていた。大人たちも中に入って、その不思議な空間を楽しめる。
自然の豊かさに拮抗できないアートは貧弱で退屈だ。
子供にウケるアート、笑いや驚きや奇妙な感覚を与えてくれるアートは、アートとして勝ちだと思う。