
昨夜はアナの勤める小学校でSchool Concertがあるというので、エイドリアンと一緒に観に行ってきた。彼女は2年生のクラスを受け持っている。学校の入り口で$5払ってコンサート会場になっているテントへ入ると、我が子のステージを楽しみに見に来た人たちで一杯だ。

もらったプログラムに出演するクラスが1Tとか2Lとか書いてあるので、そんなにいっぱいクラスがあるのかとびっくりしてヘレンに聞いたら、TやLは担任の先生の名字のイニシャルだとのこと。オーストラリアではそういうクラス名の付け方が一般的らしい。
コンサートの司会は教頭先生で、なかなか進行がうまい。夜6時から1時間、10クラスが5分くらいの持ち時間で、それぞれ選んだ本をもとに、朗読とダンスを披露した。
なかでもよくできていたのは、4年生の2クラスが合同でやった「スピード・レーサー」。これは、ぼくが小さい頃TVで観ていた吉田竜夫の「マッハGoGoGo」だ。実写版が「Speed Racer」のタイトルで映画になっている。マンガ本も人気らしい。こんなところで懐かしい日本のアニメに出会うとは思わなかった。

それからグリム童話の「The Big Spring Party」。これも4年生のクラスだったが、構成と振り付けがうまいので、見応えがあった。

残念だったのはステージが低くて照明が暗いため、小さな子供たちの演技はよく見えない。4年生以上になるとある程度背丈があるので、多少暗くても何をやっているのかわかるのだが。アナのクラスも2年生なので、いろいろな動物たちが登場するお話なのに、肝心の衣装がよく見えなかった。
終わった後、アナが彼女のクラスルームへ案内してくれた。教室の前の方に彼女の机がある。

教室の中のレイアウトやデコレーションはある程度担任の裁量に任されているそうで、アナも子供たちが楽しんで勉強できるよういろいろ工夫していた。部屋の片隅にパソコン・コーナー、反対側にはクッションを置いて座って本を読めるようにしてあった。一クラス25人くらいで、だいたい皆良い子たちよ、とアナは言っていた。ちょっと大変なのは、この小学校にいる800人の生徒は、ほとんどがアラブ系と中国系なので、英語を専門に教える先生が必要だとのこと。

その後、夕食にHomebushへ移動。アナ&エイドリアンお勧めのインド料理店へ。この辺りは近年インド系住民が増えたので、インド料理が安くて美味しい。ぼくら3人はラム・カレーを含むタリー、アナはタンドリー・チキンを注文。

タリーには4種類の野菜カレーも付いている。どのカレーもスパイスがシャープに効いていて良かった。オーナーのおじさんはケララから来たとこと。昔訪れたコチンのスパイス市場を思い出した。