
ケアンズはシドニーから飛行機で3時間。ほとんど内陸部を飛ぶので海が見えないのが残念。着いたのが夜6時過ぎなので思ったよりも涼しかった。長袖でちょうどいいくらい。その夜はバックパッカーに泊まり、街中で夕食後、お向かいのリナーテの所にドイツからステイに来ていたローラに会った。1年間のワーキング・ホリデーで来ている彼女は、シドニーからケアンズへ移り、今はポート・ダグラスで仕事を見つけて働いている。彼女も寒いシドニーから逃れて暖かいケアンズを満喫しているようだった。

翌日レンタカーを借りて、Kuranda(キュランダ)観光へ。
SkyrailというケーブルカーでKurandaまで登り、帰りはScenic Railwayという列車で降りてくるというコース。オーストラリアの観光地は何でも高いが、ここでも一人往復$87.5もかかる。でもまあ素晴らしいレイン・フォレストを眺められるので一度は行って見る価値はある。

Skyrailの乗り場はケアンズ市内から車で10分くらいかかる山の裾野にある。長蛇の列だったが、ゴンドラは次々とやってくる。途中に2ヶ所で降りることができるので、ボード・ウォーキングや滝を見たりできる。下のように無料のガイド・ツアーがあって、いろいろ説明してくれるのでありがたい。

遠くに、帰りに乗るScenic Railwayが走っているのが見えた。

Kurandaの駅で降りる時、やたらとフラッシュが光っているので何かなと思ったら、自動的に写真撮影されていて、あとで買えるようになっていた。なかなか商売がうまいが、ぼくらはケチなのでモニターに映っていた映像を逆に写真に撮ってきた(^_^;)。

ケーブルカーを降りてKurandaの町をマーケットまでゆっくり歩く。途中のカフェでランチ。残念ながらこの辺りは観光客向けのお土産屋ばかりなので、ぼくらにはあまり珍しいモノはない。

2時出発のScenic Railwayに乗るため、もと来た道を戻る。Scenic Railwayの駅はSkyrailの隣にある。

Scenic Railwayは14両もあった。一等車は2人掛けのソファ・シートでシャンパン付き。ぼくらが乗った二等車は6人掛けのベンチシート。120年以上も前に作られた路線だが、ちゃんとまだ動いている。シートは片側に寄せられ、反対側は通路になっている。Barron Fallsがよく見える場所でしばらく停まってくれ、写真を撮ったりできる。

木造の車両はカーブにさしかかるたび、がたぴし音を立ててゆっくり走る。

ばくらは終点であるケアンズ駅の一つ手前のFreshwaterで降りた。ここからシャトルバスでSkyrailの乗口へ戻り、駐車場に停めておいたレンタカーをピックアップ。