2017年07月31日

Goodbye Chester Bennington

Moreeでは世間とほぼ隔絶していたので、シドニーに戻ってきて3日間、いろいろなニュースをキャッチアップするのに忙しかった。楽しい出来事もたくさんあったけれど、悲しいニュースもあった。
Linkin ParkのChester Benningtonが、7月20日、自宅で首を吊って逝ってしまったのだ。41歳だった。
リンキン・パークは今のアメリカで5本の指に入る素晴らしいバンドだ。
14年前に発表された第二作「Meteora」に収められていた、自分の何かが麻痺していく様子を描いた「Numb」と、そこから抜け出すために悪い習慣を打ち破れと励ましてくれた「Breaking the Habit」は、今でも大好きな曲だ。

バンドの要、マイク・シノダは日系アメリカ人で、日本のTVに出演した時は、チェスターと二人で、最新曲の「Heavy」をやってくれた。

-Why is everything so heavy?
-I'm holding on
今聞くと、この歌はチェスターの押しつぶされ、がけっぷちでぶら下がっているような状態が伝わってきて、心に痛い。

彼らの最初のアルバム「Hybrid Theory」に「Crawling」という曲があった。

-Crawling in my skin
-These wounds they will not heal
両親は離婚し、不幸な少年時代を送り、ドラッグとアルコールにおぼれ、うつ病に悩んだチェスターの皮膚の下には、いつまでも何かが這い回り、傷は癒えることはなかったのだろう。金や名声、家庭の幸福も彼を救えなかった。
それでも、彼は、観客の中に降りて行って、傷や苦しみを共有する歌を、皆で一緒に歌える歌を持っていた。

彼の葬儀は7月29日に行われた。各地でファンが集まり、彼の最期の歌「One More Light」を口ずさんでいた。

「One More Light」の歌詞の一節、
- Who cares if one more light goes out?
- Well I do
のように、ちっぽけな命が一つ消え失せても誰も気にしない世の中だけど、私は気に留めるよ、と、一人一人が心に刻んだに違いない。

最後はこれもデビューアルバムから「In The End」。
ニューヨークの駅で観客と一緒に歌っていたチェスターはもういないが、皆、彼のことは決して忘れないだろう。
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