
シドニー空港から車で30分ほど南へ走ると、Sutherland Shireというエリアがある。
入り組んだ海岸線と大きな森が残されている風光明媚な地域だ。
昨日の午前中、友人たちと一緒に、Kareelaというサバーブにある「Joseph Banks Native Plants Reserve」に行ってきた。
小高い丘の上が全部植物園になっていて、オーストラリア固有の植物がたくさん見られる。
入場料はいらない。

駐車場の横には背の高いGymea Lily(ガイミア・リリー)が花をつけていた。

公園内にはサンドストーンを配したトラックが整備されているので歩きやすい。

森の中に入ると、Gumtree(ガムツリー)やFern(シダ)が覆い茂り、Rainforestのようだ。

これはBlackboyと呼ばれる樹。超スロー・スピードで成長するので長生きする。

18世紀にイギリスからやってきた植物学者Joseph Banks(ジョセフ・バンクス)は、オーストラリアの固有植物をたくさん採集し分類した。
下は彼の名が付けられたBanksia(バンクシア)。

Lorikeet(ロリキート)がバンクシアの蜜を吸いに来ていた。
ロリキートの派手な色彩が、このブッシュの中では見事な保護色になる。

残念ながら今は冬なので花は少ない。
下は年中咲いているGrevillea(グレヴィリア)。

小さな野草の花も可愛い。


これはKangaroo paw(カンガルー・ポー)。
カンガルーのPaw(前足)に似ているので、この名がついた。

花は赤のほか、黄色や白、紫など色とりどり。

園内にはBBQエリアもたくさんあり、子供たちを連れてピクニックに来るのもいい。
シドニー郊外でオーストラリアの固有植物がまとめて見られる貴重な場所だ。

動物園や水族館の入場料は高いですが。