
「Paper Planes」はオーストラリア人監督のRobert Connollyが撮った新作。
子供にも向く映画なので、このスクールホリデイに合わせて公開されたばかりだ。
主人公は12才の男の子ディラン。父親と二人で田舎町に住んでいる。
5ヶ月前に母親を自動車事故で失い、そのショックで引きこもりになった父親は仕事もせずTVを見ながらソファで寝ているだけだ。家や庭はぼろぼろで荒れ放題。
そんなある日、デイランは学校で紙飛行機の折り方を習う。夢中になったディランはいろいろな折り方を工夫し、紙飛行機の飛距離を競うコンテストに出て入賞する。
そしてオーストラリア代表の一員として、東京で開催された世界大会「Paper Plane Junior Championship」に出場し、見事優勝する。
ディランの活躍は彼の父親が妻の死から立ち直るきっかけにもなる。
heartwarmingなストーリーなので、子供たちにもぜひ観て欲しい映画だ。
映像も美しく、オーストラリアの典型的なカントリーサイドとシドニー、そして東京のコントラストが面白い。
マンガちっくなシーンやご都合主義な展開、外国人が日本を描く時にありがちな大げさな演出も、「料理の鉄人」程度に抑えられているので、それほど気にならない。
ちなみに、実際に行われている紙飛行機大会も、下のビデオのような様子で盛り上がっている。