2022年09月12日

Listen Up! at National Art School

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夜は、Listen Up!というイヴェントを観に、National Art Schoolへ 。ここは重厚な石造りの歴史的な建物で美しい。
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主宰はパーカッショニストのClaire Edwardes。「Ensemble Offspring」というバンドを率いている。

いわゆる現代音楽らしいアブストラクトな曲から、トラッドまで取り入れ、聴いて、見て面白い。


こんな一般受けしそうにないコンサートに客が来るのかなと思っていたのだが、満員でびっくり。
インターバルでは、ピッツァを食べ、ワインを飲んで、同じテーブルの人たちと話すのも楽しい。クラリネット奏者が僕らのテーブルに来て、ずっとおしゃべりしていた。
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もう一人、Allaraという女性が素晴らしい。ダブルベースを弾いて、叩き、それを録音してループし、歌う。

まだCDも出していないし、ネット上にも音源は少ないのだが、これからきっと活躍するだろう。
posted by Tats at 22:22 | Comment(2) | 家族と友人たち

Balkan Ethno Orchestra

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昨日は久しぶりに一日中ライヴを観に行ってきた。
午後、Ashfiledのボウリング・クラブへ。この街のメインストリートはチャイナタウンみたいになっているが、少し中に入ると、古い移民たちのコミュニティが生き残っている。
「Culture X Ashfield」というイベントが3日間に渡った開催された。アボリジニからジャズ、サルサなど、様々なスタイルの音楽が聴ける、まさにクロス・カルチャーなコンサートだ。
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快晴に恵まれた芝生の上では、ブルガリアのダンスや
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アボリジニのミュージック・ワークショップなどに参加できる。
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僕が観たのは「Balkan Ethno Orchestra」というバンドで、バルカン半島の国々(ルーマニア、ブルガリア、セルビアなど)の曲を演る。
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Kavalというフルートが尺八みたいな音を出し、こぶしの効いた歌はまるで日本民謡だ。
これはセルビアの民謡「Gusta Mi Magla Padnala」。

ブルガリアの民謡「Kaval Sviri」。 撮影場所は、うちの近くのClovelly Beachの崖の上だ。

バルカン半島(東南ヨーロッパ)はウィーンやパリから遠く離れた辺境と蔑まされてきたが、僕はこの地域の陰影に富む音楽が大好きだ。
もう一つ、「Rhythm Hunters」も観たかったのだが、時間が合わず残念。ジャズに日本の太鼓やバリ島の音楽を混ぜ合わせた楽しいバンドだ。