2022年08月07日

Judith Durhamが亡くなった


一昨日、Judith Durhamが亡くなった。79歳、肺疾患で長い闘病の末の最期だった。
彼女は、オーストラリアを代表するバンド、The SeekersのVoとして、1960年代初頭から活躍していた。
The Seekersはオーストラリアのバンドとしては初めて、英米でTOP1を獲得したレジェンドだ。
1964年に発表したシングル「I'll Never Find Another You」は、翌年英国でNo.1ヒットする。
タイトル通り"もう一人のあなたなんて見つけられない"と歌う素敵なラヴソングだ。


The Seekersはバンド名の通り、ポップミュージックの探求者であり続け、数々の名曲を作っていった。
その頂点の一つは1987年に発表された「I am Australian」だ。

オーストラリアの歴史をたどり、過去と現在を描き出し、
"We are one but we are many
And from all the lands on earth we come
We'll share a dream and sing with one voice
I am, you are, we are Australian"
という、美しく力強い宣言を歌い上げた傑作だ。今も第3の国歌として歌い続けられている。

ジュディスの凛とした美しい声は歳をとっても衰えず、怪我や病気に悩ませられながらも、素晴らしい歌声を披露した。
2000年シドニー・パラリンピックの閉会式では、腰骨骨折のため車椅子に座って歌った。
「The Carnival Is Over」

"Though the carnival is over,
I will love you till I die."
お祭りは終わっても、愛することは一生続く。

最後にもう一度「I am Australian」聴こう。
この国に住む人達がこの歌を歌い続けるなら、ここにはまだ希望がある。
ありがとう、ジュディス。