2016年09月16日

音楽は忘れない

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今日は満月で夜になっても外が明るい。庭の芝生の緑が見える程だ。
午後、お向かいのリナーテ&アーヴィンとお茶したとき、ぼくの叔父・叔母の話をした。
半年ほど前、神戸に住んでいた叔父と叔母を奈良のナーシングホームに移し、叔母のピアノをホームに寄付した。
自分の足で立つこともできない叔母が、またピアノを弾けるようになるとは思っていなかったが、3ヶ月前、妹が車椅子に乗ったおばをピアノのところへ連れて行くと、今までずっとそうしていたように弾き出したのだ。
手指の力が弱った叔母が、弾くのにつまると、妹が手助けをして、一緒に弾いたりしているそうだ。
感激した妹がメールで教えてくれた。「車椅子に乗った叔母がピアノを弾きだして、どんどんうまくなっているんだよ、昔好きだった曲、今でも憶えているんだね。」
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ぼくも嬉しくて、リナーテ&アーヴィンにその話をしたら、アーヴィンの義姉さんも同じような状態だと聞いてびっくり。
アーヴィンの一番上のお兄さんの奥さんが、ウィーン郊外のナーシングホームに入っている。認知症が進み、足が悪くてほとんど歩けないのだが、音楽の先生だった義姉さんは、今でもピアノを弾いているとのこと。
自分のピアノをホームへ持って行ったところも、ぼくの叔母と同じだ。

音楽は人の心の深い所まで届いて、そこにとどまり続けるのだろう。名前や出来事はもう思い出せなくなっても、人は音楽を忘れない。
ドアーズが歌ったように、音楽は最後までぼくらの友だちだ。
「Music is your only friend until the end」 "When The Music's Over"

下は、叔母のお気に入り、モーツァルトのピアノソナタ第11番 K.331。
posted by Tats at 22:58| Comment(2) | TrackBack(0) | 家族と友人たち