
お向かいのリナーテが、シュペッツレをたくさん作ったので食べにおいでと、夕食に誘ってくれた。
シュペッツレ(Spätzle)は、ドイツやオーストリアなどで古くからあるパスタの一種で、小麦粉の生地に卵を入れて、柔らかく仕上げる。

シュペッツレ・ホーベルという器具を鍋の上において、沸騰したお湯に生地を削り入れ、茹でる。
リナーテが使っているホーベルは、ドイツ製で、黒ずんで年季が入っていた。

リナーテのシュペッツレは、チーズを入れ、上に茶色く炒めたオニオンを散らしてあって美味しい。
ソーセージや肉料理の付け合せにぴったりだ。